猫がよくやるポーズで、床などでごろんごろんしている仕草があります。
急所であるお腹はを見せないのは、動物の本能。それでもごろんと床に転がってお腹を見せるというのは、見せる相手を信頼している証でもあります。
昔飼っていた猫や、通りすがりの野良猫でさえ私に見せてきたこの「ごろん」を、いま一緒に暮らすそらは、見せたことがありませんでした。
「私は信頼されていないんだ・・・」と、そのことを考えると、寂しい気持ちになりました。
ですが、そらが我が家へ来てから一年が経とうとしていた頃、とうとう「ごろん」を披露してくれました!
きっかけはたぶん、一緒に遊んでいたときにあったのだと思います。
遊んでいて家中を走り回り、季節も暖かくなってきていたので暑かったのでしょう。
どてっ!!という音がしたので振り向くと、そらが息を切らして床に転がっていました。
その姿が可愛かったので、写真を撮ったんです。
その頃から、転がる度に写真を撮っていたので、もしかしたら「床に転がったら興味を持ってもらえる」と思ったのかもしれません。
それからは、特に遊んで息が切れていないようなときでも、ごろんするようになったんです。
そのときは、たいていだまってじーっと私を見ています。
「おい、そこの飼い主、遊んでやってもいいぞ」的な眼差しで(笑)
ごろんするのは、安心、信頼しているときや、遊んでほしい、かまってほしい、なでてほしい、暑い、そんな理由があるそうです。
なでてほしいのかと思いなでると、かなりの確率で噛まれるので、そらの場合は、なでてほしいわけではないようです(;^ω^)
遊んでほしいのかと思い、じゃらしを出してきても無視されることも。
走り回って暑いというわけでもないし、室温が高いというわけでもないし・・・
というときには、「そんなにお母ちゃんのことが好きかぁ~~~( *´艸`)」
とひとり、涙ものの喜びを感じている母ちゃんなのでした。
本人(猫)はただ単に、寝転がりたい気分なだけかもしれませんが(;^ω^)
そういえば、この頃より少し前から、子猫の頃から嫌いだった「だっこ」もさせてくれるようになりました。
だっこしようとすると「やめろ~」と暴れて降りるので、いままでだっこできなかったのですが、朝いちのご飯の前や、機嫌の良いときにはだっこしても、ごろごろいいながらそのまま身を預けてくれるようになりました。
上がってはいけない場所から降ろすときには噛みついてきますが(;^ω^)
ここまでくるのに約1年。
ごはんをあげて、トイレの掃除をして、室温管理もしてあげて、おもちゃで遊んであげていても、「信頼関係」を築くのって難しいことなんだなって思いました。
猫ちゃんのお世話をするのは当たり前。その先に進むには、どうすればよかったのでしょう?
ひとつ思い当たるのは、「叱ることを少なくした」のと、「クリッカートレーニングをした」こと。
たまたま1年という月日の中で築けただけなのかもしれませんが、タイミングがこのふたつの行動をしたあとだったので、そうなのかな、と。
たまに、ベッドで一緒に寝ることがあるのですが、いままではお腹の辺りで丸くなっていましたが、このブログを書いている今日、お昼寝のときに初めて私の顔の近くで寝てくれました。
飼い主さんの顔の付近で寝る子は、甘えん坊、なのだそうです。
天使のような寝顔をこんな間近で見ながら寝られるなんて、母ちゃんは本当に幸せものです( *´艸`)