先日、システムトイレから固まる猫砂への移行をした、愛猫そらのトイレ。
おしっこの量や回数などの管理がしやすく助かっているのですが、困った点がひとつ。
砂の飛び散りと、部屋への散乱です。
トイレから遠く離れた部屋まで砂粒が落ちていることが多々あり、拾って歩くのが大変。
そこで3つの対策をとった結果、トイレ周りへの飛び散りと、部屋への散乱が軽減できました。
目次
砂がトイレから出る原因って何?
トイレの砂が、トイレ周りや家の中に散乱するのはなぜ?
現在使用している『ニオイをとる砂』はベントナイト系の固まるタイプで、以前使用していたシステムトイレの砂に比べると砂粒が小さく、軽いです。
そのためトイレの外へ出やすいのであろう、ということはすぐに想像がつき、そもそもの原因はその点にありますが、これはどうしようもないので今回は保留。
この他に、そらがトイレを使用する様子を観察してみたところ、2点の原因が見えてきました。
◆勢いよく砂をかけてトイレから飛び出る
◆肉球の間に挟まった砂がトイレの外へ一緒に出ていく
そらの場合、毎回ではないのですが、特にウンチをしたときには、てんこ盛りに砂をかけ、しかも結構必死になっているので、激しく砂をかく時があります。
そんなとき、勢い余ってトイレから砂がザバーッ、ザバーッと、気持ちよいくらい飛び出ていきます。
さらに、トイレから出る際に、肉球の間に挟まった砂が歩くたびに落ちていったり、挟まった砂を振り落とそうと足をプルプルしたときに、ポ~ン、と砂が飛ばされます。
だいたいこの2点が、家じゅうの床に砂が存在する原因になるかと思います。
この2つの原因を念頭に、3つの対策をとってみることにしました。
対策① ガードを立てる
トイレ本体の壁の高さが高ければ、砂かけ時のまき散らしはある程度防げるので、私は深めのトイレを選びました。
でも、容器の半分まで砂を入れると、結局そこそこの高さにしかならず、どうしても砂が飛び出てしまう。
そこで、トイレの周りを囲ってガードしてみました。
軽量で加工がしやすいお役立ちアイテム「プラダン」またまた登場です。
トイレの大きさに合わせてカッターなどで切れ目を入れて、カクっと折るだけ。
「プラダン」は、ホームセンターや通販などで手に入ります。
ただ立てかけるだけでは不安定なので、トイレ本体の下に潜り込ませる底面もつけました。
底面があると安定するし、飛び出た砂を床面でキャッチするので、ちり取りのようにプラダンから直接トイレへ戻すことができるのでおススメです。
対策② 出入り口の向きを工夫
「うんちハイ」でテンションの上がった猫ちゃんはよく、用を足した後にダッシュすることがありますが、すごい勢いでトイレから出ると、砂が飛び散りやすい傾向にあります。
そのため、トイレの出入り口をどこにするかというのは、結構決め手になります。
私は最初、正面を出入り口にしていたのですが、その場所は廊下で私がしょっちゅう通る場所。
砂が落ちていると踏んで粉々になってしまうし、気になってしょうがない。
そこで、思い切って出入り口を左側へ変えてみました。
<ビフォー:正面が出入り口>
<アフター:左側が出入り口>
プラダンガードを作り直し、正面から左側が出入り口になるようにしました。
そらが戸惑ってしまわないか心配でしたが、私が見てない間におしっこをしてくれていました。
これで、そらはいったん左側へ出たのちにUターンするような形でダッシュすることになるので、通行エリアや部屋の方には、あまり散乱しなくなるはず。
※基本的には左側の出入り口から出入りしているのですが、たまに何を思ったか、正面からガードを飛び越えて出てくることがあります(;^ω^)
ちなみに、ガード部分はセパレートになっているので、排泄物の回収時にジャマなときには、外して作業ができます。
そして、パープルトイレの方もひと工夫を。出入り口を少し狭くして、ガード部分を広げました。
<ビフォー:出入り口が広い>
<ビフォー:出入り口が狭い>
対策③ マットを敷く
出入り口の向きを変えましたが、これだけでは肉球に挟まった砂がそらと一緒に移動し、トイレから離れた場所で離脱するという事態は防げません。
そこで登場するのが、猫トイレ用のマット。
試しに2種類購入してみました。
『iCat アイキャット しまネコ砂取りマット』(左)と、『ターフエチケット マット 』(右)です。
iCat アイキャット しまネコ砂取りマット
可愛い形と、不愛想なこの猫ちゃんの顔で選びましたwww
素材はポリ塩化ビニールで、しっとり柔らかい手触り。猫ちゃんが踏んでも痛くはないと思います。
よーく見てみると糸同士が複雑にからまりあっていて、砂がこのマットにしっかりキャッチされる、という仕組み。
厚さは5mmくらい。
裏面は滑りにくいような仕上げになっていて、フローリングなどの上に敷くと、ちょっとやそっとでは動きません。
我が家のようにトイレの横が通り道になっていると、マットなどにつまづいたり、ずれたりするのは困るので、このくらいの厚さで、しかも滑り止めマットなしでも滑りにくいのは助かります。
トイレの前に設置してみました。
ちょっと耳の部分が浮いちゃうので、トイレ側へ耳がくるよう向きを変えました。
しかし肝心のそらは、ビニールのニオイが気になるようで、砂かけの仕草をしきりにしていました。
さらに、踏むのもイヤみたいで、最初は避けて通っていました。
サ~っと水洗いをして、何日か外に干してみたところ、気にならなくなったのか、今では普通にマットの上を歩いたり、爪を研いだりしています。
マットに砂を落としてみると、こんなかんじ。小さな粒は、完全にマットの中へ吸収されてます。
ターフ エチケットマット
「ターフ」とは、「芝生」のことですね。
表面の素材はポリプロピレンで、ビニールのひらひらがぎっしりと、芝生のようになっています。
ニオイはないですが、手でさわってみるとチクチクするので、そらは嫌がるかも・・・と思いましたが、マットを廊下に敷くと、速攻で踏んでました(;^ω^)
特殊な繊維でアンモニア臭を吸収、消臭してくれるみたいで、裏面は水が漏れにくくなっています。
洗濯機で洗濯も可能、というのも嬉しいです。(乾燥機は不可)
裏面は滑りにくくなっている、とのことですが、床に直に敷くと少し滑るので、滑り止めマットが必要かと思います。
2種類のマットを比較した結果
『iCat アイキャット しまネコ砂取りマット』の猫型マットは可愛いのですが、サイズがワンサイズしかなく、この大きさでは、恐らく防ぎきれないだろうと思います。
そらは、ビニール独特のニオイを嫌がり、足触りも気になったのか、慣れるまではマットを踏むのを嫌がって避けて通っていました。
『ターフエチケット マット 』は、ニオイも気にならず、足触りも悪くなく、そらはすぐに受け入れてくれました。
細かい芝目のビロビロが肉球のスキマに入り込んで、砂をかき出してくれそうなイメージもあります。
しかもサイズが5種類、今回購入した45x60の他、180x90、90x90、60x90、30x45 があるのも魅力。
180x90って、めちゃくちゃデカイよね。トイレ周り全部カバーできそうで魅力的。
しかし我が家のトイレは廊下に置いてあり、さすがにそんなデカイの置けない。
ということで、60x90を追加で購入し、設置してみました。
ターフマットを敷き、2つのトイレの出入り口を向かい合わせにして、トイレから出てきたら必ずマットの上を歩くようにセッティング。
トイレの間のスペースが全部は覆えてないですが、とりあえずはよしとしましょう。
対策をした効果は?
さて、この3つの対策をとり、家じゅうの砂粒がどうなったかというと・・・
だいぶ軽減されました!
あれほど、離れた仏間や寝室から発見されていたトイレ砂が、最近では、たま~に見かける程度に改善されました。
ガードだけでは弱い、出入り口の向きだけでも弱い、マットだけでも弱い・・・
恐らく、この3点のうちの2点くらい対策がとれると、かなり軽減できるのではないかなと思います。
その他の対策・防止グッズ
トイレ砂をキャッチするマットですが、無理に猫トイレ用を購入しなくてもいいかなと思いました。
例えば、お風呂でよく使うこんな足ふきマット☟
表面がポコポコなってるやつ。これだけでも肉球にハマった砂をキャッチしてくれるのではないかなぁと思います。
また、砂の飛び散りガードですが、探してみると、市販のものもありました。
トイレの大きさに合わせて幅を変えれる。
1枚売りなので、2枚購入すれば、3方向がカバーできる。
こちらは、トイレ本体とセットになってる。カバーの高さが結構ありますね。
と、種類は少ないですが、ガードできそうな商品は何点かあります。
でも、どれも結構お値段張るんですよね~。
口コミを見ても、「値段のわりには、ちゃちい作りだった」というようなコメントがよく見られます。
たぶん、使われている素材は、私が使用しているプラダンのようなものなんだと思うんですよね。
だったら、ホームセンターでプラダン買ってきたほうが経済的だし、トイレの大きさに合わせて作れるから、サイズや形、高さの融通も利きます。
プラダンはカッターで簡単にカットできるので、加工はとても楽ですよ。私は、カッターで切ったり、折ったり、養生テープでとめたりして加工しています。
プラダンは、色んなところで使えて便利なDIYグッズなので、母ちゃん的にはイチオシです。
我が家では、キッチンのドアや、冷蔵庫など上がってほしくない場所のガード、冬の窓からの冷気ガードなんかにも、大活躍してます♪
猫のトイレ周りを工夫すればかなり防げる
ということで、砂の飛び散りと散乱をかなり軽減できた、3つの方法をご紹介しました。
トイレ周りのガード、出入り口の向き、砂をキャッチするマット、このあたりを押さえると、かなり改善できるのでおススメです(^_-)-☆
でも、神経質な猫ちゃんの場合、いきなり大きく環境を変えてしまうと、トイレに入ることすらイヤがってしまい、おしっこやウンチを我慢してしまう可能性もあるので注意が必要です。
ちょっとずつ改造して、少しずつ変化に慣れていってもらいましょう(^^)