そらの攻撃行動の相談で先日受診した、行動診療のカウンセリング。
そのときに、そらのストレス軽減のためにトイレの砂を変えてみませんか、という提案があり、早速試してみることにしました。
今回購入したのは、LION(ライオン商事㈱)の、『ニオイをとる砂』です。
これが、まさかの大ヒットになるとは。
『ニオイをとる砂』のお試しから、同メーカーの軽い砂のタイプのお試し、大きいサイズのトイレ導入までをまとめました。
目次
LION『ニオイをとる砂』
近所のスーパーで猫砂を物色したのですが、システムトイレ用と、前回試した、紙製の固まる砂を省くと、種類が限られてきます。
残るは、鉱物系ですか。
公園の砂場にあるような砂は、さすがに細かすぎて掃除が大変そうなので、選択肢がさらに狭まりました。
その中で最終的に候補に残ったのが、LION『ニオイをとる砂』。
ペットショップやスーパーでもよく見かけるメジャーなものなので、人気があるのかな、と思い、今回はこれを試してみることになりました。
粒の大きさ
愛用していたデオトイレの粒と比べるとだいぶ小さいですが、トイレの外へ飛び出てしまっても拾えるくらいの大きさです。
砂の重さ
鉱物系とあって、重さが結構あります。デオトイレの消臭・抗菌サンドと、重さを比べてみました。
消臭・抗菌サンド(4ℓ)3.4kg・・・0.85kg/1ℓあたり
ニオイをとる砂(5ℓ)3.8kg・・・0.76kg/1ℓあたり
さほど差がないのに、持ってみた感じ、消臭・抗菌サンドより重たく感じます。
購入は通販で配達してもらうにしても、廃棄する際には、重たいけど頑張るしかないか(;^ω^)
ほこりの量
紙製のトイレ砂を試したときに気になった、ほこりの量ですが、『ニオイをとる砂』はどうかな?粒が細かいし、見ためが紙っぽいけど、大丈夫かしら?
前回と同じように、黒いお皿に砂を取り、残った粉を見てみたところ、ほとんど粉っぽさはありませんでした。
紙製のものは、トイレ本体に砂を入れる際に、ブワーッ!とホコリが舞いましたが、『ニオイをとる砂』のときは、全然舞っている様子がありませんでした。
紙製は軽いから舞いやすいのかなぁ?
ともあれ、ホコリが舞いにくいというのはポイント高いですね。
固まり具合
前回の紙製の砂では、「固まり具合」に関しては100点満点がつけがたい結果になりましたが、初めてのベントナイト系は、どうなんでしょう?
そらが早速してくれたおしっこを拾い上げてみると・・・
す、すごい!「ガッチリ」固まっている!
これぞ、「固まる」砂、ですね!
☝箸でもつまめるくらいガッチガチ
排泄直後だと、まだ少し弱いので、スコップでボールを割ってしまう可能性もありますが、少し時間が経ったボールは、カッチカチです。(にぎれば潰れますが、結構力を入れないと壊れません)
これだけしっかりボールになっていたら、おしっこの回数や、量の把握がしやすいですね。
さすがに、色は分かりませんが、おしっこの定期的な検査をしていれば、そのあたりはカバーできるでしょう。
消臭力
「消臭力」ですが、回収した新鮮なおしっこボールでも、よっぽど鼻を近づけないとニオイません。
システムトイレを使用していたときには、夏場になるとトイレ周辺が臭っていたのですが、『ニオイをとる砂』を使い出してからは、気にならなくなりました。
消臭力は高いと思います。
コスパは?
『ニオイをとる砂』は1袋5ℓ入りで、だいたい500円前後。
ひと月に3袋、追加で1袋、計4袋消耗したとしても、2,000円/月。
我が家のシステムトイレには、約1,000円の砂を月3袋使用していたので、1,000円浮く計算♪
【 追 記 】
砂の交換頻度について、ひと月に一度のペースにするつもりだったのですが、湿気のせいか、3週めくらいから固まり具合が弱くなり、おしっこボールがバラけることが増えました。
そこで、3週間ペースでの交換にすることにしました。
その分コストはかかってしまうけど、愛するそらのためですから、仕方ありませんね(^^)
そらも太鼓判を押す人気ぶり
それでは、そら審査員に判定してもいましょう。
以前にも使用した、収納ケースに砂を入れて、システムトイレの横に設置。
すると、早速そらがやってきて、普通に固まる砂トイレへ入っていき、普通におしっこをし始め、普通に立ち去っていきました。
え、マジで、受け入れるの早くない?wwww
初めての砂だから、香りつけにシステムトイレから何粒か砂を拝借して、投げ込んでおこうと思っていたのに。
以前、紙製トイレのときに、おしっこはそっちでしていたので、そのときの記憶が残っていて、その感覚で普通に使用してくれたのかな。
なにわともあれ、ストレスなく使ってくれて何より。
そして、紙製の砂を試したときには、なぜかウンチだけはシステムトイレでするといったこだわりを見せていたそらが、今回は『ニオイをとる砂』の方でもウンチをするようになり、システムトイレの方を全く使わなくなりました。
固まる砂のトイレ(収納ケース)が狭いからかなかと思っていましたが、もしかしたら、砂の感触で選んでいたのかもしれません。
『ニオイをとる砂』の軽量タイプ
『ニオイをとる砂』、そらも気に入ってくれたみたいだし、私的にもすごくいい!
砂の重さは我慢するしかないかな・・・と思っていた矢先、『ニオイをとる砂 軽量タイプ 』を発見。
スーパーには置いていなかったので、ネットで購入しました。
☝左が軽量タイプ
ニオイをとる砂(5ℓ)3.8kg・・・0.76kg/1ℓあたり
ニオイをとる砂軽量タイプ(5ℓ)2.3kg・・・0.46kg/1ℓあたり
持ってみると、紙製ほどではないけど、すっごく軽い!
袋に持ち手が付いていて持ちやすい!
これはいいぞ!
☝左が軽量タイプ
色は『ニオイをとる砂』よりも濃いめで、粒の大きさも少し大きめ。これは、特に問題はないでしょう。
というわけで、早速開封してみたのですが・・・
なに?このニオイ・・・?
原材料にトウモロコシが使用されている加減なのか、妙なニオイがするんですよね。
そらも、それが気になったみたいで、「なにこれ、臭い」と言わんばかりに、砂をカキカキして隠す動作をするばかりで、トイレとしては使用してくれませんでした(;^ω^)
私もこのニオイが気になり、翌日には廃棄しました。
うーん、軽さの面ではすっごく良かったのに、残念です(;^ω^)
ちなみに、『ニオイをとる砂』の原産国は日本ですが、『軽量タイプ』は中国です。
トイレ本体を大きいものに変更
そらが『ニオイをとる砂』を気に入ってくれて、ウンチも問題なくしてくれるようになったので、収納ケースを卒業することにしました。
トイレでは、砂をかける際に旋回するので、適度な広さが必要。
愛用していたデオトイレ・ワイドが、幅が70cmあったので、なるべくこれに近いものを探しました。
そして、構造があまり複雑なものは、本体を洗うときに面倒なので、なるべくシンプルなもの。
さらに、できれば価格も抑えたい。
ネットで物色すること数日。
最終的に購入したのは、『リッチェル Richell コロル ネコトイレF60』です。
☝左から、収納ケース、『Richellのネコトイレ』、『デオトイレ・ワイド』
サイズは、幅60x奥行44x高さ21 cm あり、デオトイレ・ワイドまではいきませんが、余裕の広さがあります。
これに、『ニオイをとる砂』を入れてみると、3袋で深さが約6cmになりました。
2袋だと、ちょっと浅いかなぁ、ギリギリかなぁ。
おしっこをした分が減っていくことを考えると、このくらいの深さは欲しいかな。
ベントナイトの安全性は?
鉱物系の猫砂によく使用されている「ベントナイト」は、おしっこをガッチリと固めてくれる作用があるのですが、ネットでは「ベントナイトは有害だ」というものをよく見かけます。
私も最初は、「えー、そうなんだ。怖いな・・・」と思い、嫌煙していたのですが、よくよく考えると、そんな有害なものであれば、現代の世の中に「猫トイレの砂」という形で巷に出回っているはずがないし、ベントナイト自体は、食品添加物にも使用されるほど、毒性は低いとのこと。
ただ、異食症などでベントナイトの砂を大量に食べてしまって低カリウム血症になったり、誤食により身体の中に詰まってしまった、というケースはあるようです。
異食症の気がある猫ちゃんの場合は、大事をとって避けておいた方が無難かもしれませんが、普通にトイレの砂として使用する分には問題はないのではないかな。
あとは、紙製にしても、ベントナイトにしても、砂の粉塵はあまり大量に吸い込まない方がいいと思うので、なるべくホコリの舞いにくい砂を選んだ方がいいですね。
トイレのストレス軽減♪
ということで、そらが、『ニオイをとる砂』をたいそう気に入ってくれて安心しました。
システムトイレは、月に一度の洗い掃除は大変だけど、日々の排せつ物の処理が楽だったので使用していたのですが、それは飼い主の都合でしかありませんでした。
そらが新しい砂とトイレを気に入り、システムトイレを使わなくなった、ということは、今まで我慢していたんでしょうね。
悪いことをしました・・・。
そらの攻撃行動の相談で行動診療科を受診し、トイレを変更してみては、という提案がなければ、ずっとそのストレスをそらに強いていたでしょう。ほんとに、良かった。
これでひとつ、そらのストレスが軽減されました♪
そして、最初は面倒に感じていた、毎度のおしっこの回収も、だんだんと楽しくなってきました♪『ニオイをとる砂』の固まり具合と消臭力のおかげですかね♪
私のストレスも、軽減されたということでしょうか( *´艸`)
鉱物系のトイレ砂は、他のメーカーのものもあるので、また色々試してみたいと思います♪
という今回の経験から、猫のトイレには、色んなタイプを試しに使ってみて、猫ちゃんが一番好むものを使ってあげることをおススメします。
猫ちゃんに快適な環境を提供してあげれるのは、飼い主だけですから(^^)/
▼軽量タイプはちょっとニオイが気になる・・・