我が家の猫そらは、食いしん坊です。
自分のごはんを取られる心配なんてないのに、ガッツガツ食べます。
ごはんを入れる器を替えてみたりしたら、最近は少し落ち着いてきましたが、早食いして吐き戻したこともあります。
早食いは胃腸にも悪いかもと思うので、なんとかしたいんですよね。
そんな中知ったのが、「パズルフィーダー」というもの。「フードパズル」とも呼ぶそうです。
この「パズルフィーダー」でそらの早食いを防止でき、しかも本人(猫)、楽しそうに挑戦してます♪
目次
パズルフィーダーって何?
猫は本来、「狩り」をして生きる動物だけど、室内飼いの猫には「狩り」をする機会はありません。
たまに、ハエやハチなどの虫さんが家の中に入ってきたときには、目がランランとして生き生きしているのを見ると、やっぱりそういうの好きなんだなーと実感します。
「狩り」をする欲求が満たされてこそ、猫。
遊びの中で狩りの真似っこをしたりはできるけど、食事のときにも「狩り」の欲求を満たしてあげることができるのが、「パズルフィーダー」。
頭を使ったり、ちょっとした動作が必要だったりして、苦労してようやくエサをGETすることで、「狩り」の行動に近い満足感を得られる、ということなのだそう。
パズルフィーダーを使うメリット
他にも、パズルフィーダーを使うメリットは、たくさんあります。
◆良い刺激になる
どうやったらエサを食べることができるのか、頭を使って考えることになるので、良い刺激になります。
◆運動不足解消
パズルフィーダーの種類で、コロコロ転がしてエサをGETするものもあって、イヤでも歩くことになり、運動不足な猫ちゃんの良いエクササイズにもなります。
◆早食い防止効果
お皿に盛ってあるものをすんなりガツガツ食べるのと違って、食べるためには何かの行動が必要になってくるので、早食い防止効果も。
たまに吐き戻ししてしまうそらには、この効果を期待したいです。
◆ダイエット効果
人間でもよく聞きますが、時間をかけて食べることによって満腹中枢が刺激されるので、ダイエットも期待できます。
◆問題行動の軽減
頭を使って食べることで満足感が得られて、ストレス解消、ひいては問題行動の軽減も期待できるとのこと。
そらは、小さい頃から噛みグセがあるので、これが改善できるといいなと期待しています。
パズルフィーダーの種類
パズルフィーダーには色々と種類がありますが、大きく分けて、お皿感覚で置いて使用するものと、おもちゃ感覚で動かして使用するものとがあります。
また、衛生面に問題なければ、身近なものを利用して手作りのパズルフィーダーを使用してもいいと思います。
パズルフィーダーを試してみた
手作りほじほじ型
初めに試してみたのは、お漬物が3種類入っていたプラスチックの容器です。
この容器の3つのへこみにカリカリを入れて、その上からボールでフタをしました。ボールを外に出せばカリカリを食べることができる、というわけです。
いきなり猫ちゃんに「さぁ、ボールを外に出してごはんを食べなさい」とこれを差し出しても意味が分からないでしょうから、まずは私が見本を見せました。
手作りパズルフィーダーを見せて、ボールをつまんで外に出して、容器を振り、中にエサがあることを確認させて食べさせました。
「食べる」ということに関してはとっても賢いそらは、これを2度ほどやってみせると、すぐに理解。
その後は、必死になってボールを外に出して、エサをホジホジしてました。
卵型ころころボール
百均で見つけたのが、この卵型のパズルフィーダー。
ゴム製で、穴が二箇所開いていています。
中にカリカリを入れて転がすと、穴からカリカリがこぼれ落ちてGETできる、というもの。
まずは、私がカリカリをつまんでこの卵の中に入れるところを見せ、コロコロ転がすとエサが出てくる、ということを教えました。
そらはすぐに、エサのGETの仕方を学習したのですが、時々、卵をがぶりとくわえて、投げ捨ててエサを出していました。すると、想定外のことが。
「噛む」ことが好きなそらは、このゴム製の卵の噛み心地が気に入ってしまったようで、エサが入っていないときにも、卵をがぶがぶしはじめたんです。
分厚いゴムですが、噛み続けたらちぎれて誤食になりかねない、と思い、この卵は封印することにしました。
プラスチック製ボール
ゴム製が使えないということで、ペットショップで見つけたこのプラスチック製のボールを試してみることにしました。
沢山出てくるようにするには穴を大きく、少量でてくるようにするには穴を小さく、といった具合に調整できるんです。
これも最初は私が転がして見せると、すぐに理解したようですが、最初は卵のときと同じように、くわえて投げようとしていました。
でもプラスチックなので、ゴム製の卵のようにはうまくいかず、そのうちに、ツンとつつくだけでエサが出てくることに気が付くと、その後は上手にボールを転がして食べれるようになりました。
カリカリはほんとに、噛まずに丸呑みしてものの数秒で完食してしまうので、このボールは使えます。
プラスチック製で水洗いもできるし、誤食の心配もないので安心。
パズルフィーダーの欠点
お皿代わりに使用するパズルフィーダーなら、エサがこぼれてもいいように受け皿のようなものがあれば床は汚れないと思うのですが、ボールを転がしてGETできるようなタイプだと、床の上にエサがこぼれ落ち、それを食べることになるので、エサのカスや、食べる時にペロペロする唾液とかで床が汚れるのが唯一の欠点かなーと思います。
お皿タイプのものでも、構造が複雑だと洗いにくいものもあると思うので、衛生面上良くないと思うので、なるべくシンプルな構造のものを選んだ方がいいですね。
いつもの食事にゲーム性を持たせて楽しんでもらおう♪
室内飼いの猫ちゃんは行動範囲が限られていて、外の世界に比べるととかく退屈で刺激のない毎日になりがち。
ましてや、家の中で「狩り」をするというのはほぼ不可能なんですよね。
それを少しでも改善してあげられるのは、私たち飼い主です。
初めは単純に、早食いをなんとかしたいと思っていただけなのですが、パズルフィーダーに沢山のメリットがあることを知って、猫を飼うということはどういうことなのかを深く考える良いきっかけになりました。
猫ちゃんのQOL(生活の質)を高めてあげるために、できることはしてあげたい、そう思う今日この頃なのでした(^-^)