いったいいつまで、こんな生活が続くんだ。
新型コロナの影響で旅行や外食も楽しめず、慣れないテレワークなどでストレスが溜まりまくりな方も多いのでは?
そんな中、飼っているペットに癒しを求める飼い主さんも多いかと思いますが、ちょっと待って。
生活環境が激変したのは、私たち飼い主だけではないのですよ。
普段おうちに居るペットたちは、私たちの在宅そのものがストレスになっている可能性があるのです。
目次
体内時計が正確な猫
猫を飼っていて、「この子、時計が読めるのかしら?」と思うことが多々あります。
朝6時に「起きろ~、メシ~」と鳴き、昼の12時には「メシ~」とスリスリ、夕方6時に「早くメシ~」と寄ってきて、夜8時に「おやつ~」とおねだり。
体内時計というか、腹時計的なかんじでしょうか(;^ω^)
なにわともあれ、ルーティンを好む猫は、毎日規則正しい生活を送っているのです。
わが家の場合、基本はこのようなスケジュールで生活しておられます。
6時 起床、遊ぶ、朝ごはん
8時 飼い主を見送る
12時 飼い主戻る、遊ぶ、昼ごはん、飼い主を見送る
17時 飼い主戻る、遊ぶ、夕ご飯
21時 おやつ、飼い主寝室へ
私が外出していて居ないときや寝ているときは、外を眺めているか、寝ているかして、のんびりと過ごされています。
たまに、いつもの時間でないタイミングで家に帰ってきたときには、「え?まだそんな時間じゃないよね?」というような、きょとんとした顔をしているので、違和感を感じているのは間違いありません。
体調を崩し来院する猫が増えている
最近、コロナの影響で飼い主がおうちに居ることが増えたことによって、体調を崩して来院する猫たちが増えているそうです。
飼い主さんが普段と違って日中家に居たり、休校で子供たちが家に居たり。
普段と違う出来事や環境により、いつもの生活リズムが乱れると、猫はストレスを感じます。
「人が居る」ことそのものに対するストレスや、「過剰にかまわれる」ことに対するストレスです。
猫の性格によっては、「飼い主が家に居るのに遊んでくれない」ことにストレスを感じるかもしれません。
☝PCに向き合う母ちゃんに、不機嫌顔のそら
リモートワークの会議などで、普段聞きなれない音や声に不安を感じていたり、人が家に居ることで、充分な睡眠がとれていない可能性もあります。(猫は1日に16時間くらい寝るそうです)
わが家のそらは子猫の頃、私が携帯で電話をしていると、興奮して近寄ってきて噛みついてきていました。
私の顔の近くから変な音が聞こえてくるので、怖かったのかもしれませんね。
ストレスサイン
こんな症状や行動があれば、猫ちゃんがストレスを受けている可能性があります。
・吐く
・下痢をする
・食欲低下
・排尿回数の増減
・過剰なグルーミング(禿げる)
・過剰に鳴く
・部屋の見えない場所へ隠れる など・・・
このような症状や行動が見られたら、場合によっては来院して診てもらい、生活環境に変化がなかったかどうか、思い返してみましょう。
もし思い当たるようなら、猫ちゃんのためにストレスフリーな環境を気遣ってあげる必要があります。
在宅時の対処法
猫ってやっぱり、デリケートで繊細な生き物なんですね。
そんな猫ちゃんへの配慮は、どのようにしたらいいでしょうか。
◆過干渉しない
人が好きで、ベッタリな猫ちゃんもいますが、猫はもともと単独で生きる動物なので、基本的には、あまりかまわれるのが好きではないようです。
そのうえ、せっかく在宅で一緒に居れるからと、癒しを求めてベタベタ触ったり、寝ているのに起こしてしまうようなことは、猫にとって大きなストレスになります。
猫が一人で過ごす時間を尊重し、猫の方から寄ってくるとき以外は、そっとしておいてあげましょう。
その代わり、いつものタイミングで遊ぶときには、ガッツリ遊んであげて、ストレス発散。
◆仕事部屋を分ける
在宅で仕事をする際、できたら猫の居る部屋とは別の部屋で作業をするのがベターです。
これなら、猫がのんびりと過ごせますし、音や声もあまり気にせず睡眠をとれるかもしれませんし、猫に仕事の邪魔をされることも防げます(;^ω^)
部屋を分けれなかったり、どうしても入ってくるというときには、デスクの傍に猫がくつろげるベッドや段ボール箱などを置いて、そこでゆったり過ごしてもらう方法もあります。
◆一人で遊べる環境
「家に居るのにかまってくれない」ことに不満を感じるタイプの猫ちゃんには、飼い主さんが仕事をしている間、一人でも遊んで過ごせる環境を作ってあげて、そちらに気を向かせてあげると、飼い主さんのことは忘れてくれるかもしれません(笑)
◆おやつをあげすぎない
在宅時間が増え、猫ちゃんとのコミュニケーションも増えると、ついついおやつをあげすぎてしまうことも。
おやつをあげる際には、その日のごはんからおやつのカロリー分引いておき、カロリーオーバーにならないように気を付ける必要があります。
猫も飼い主もストレスフリーになろう
おうちに居ることが増えているいま、私たち人間だけでなく、ペットたちもストレスを受けていることを忘れてはいけませんね。
わが家のそらは、
といったスタンスなので、超怖いです(;^ω^)
週に何回か、午後に在宅で仕事をすることがあるのですが、そのときは、こっそりと寝室ドアをそ~っと閉め、静か~にPC作業をします。
それでも気づかれることがあり、ドアの外で、「開けろ~、入れろ~、そこに居るんだろ~、分かってるんだぞ~」と鳴きます。
あまりにしつこいときは入れてあげるのですが、PC触ってるなと気づくと、噛むなどの攻撃をされていましたが、最近では、大人しくPC横のベッドで大人しく寝てくれるように。
それでも、そばに居ると熟睡できないかもと思い、私がPCを担いで、そ~っと、居間の方へ移動することもあります。
めっちゃ気ぃ使ってます(;^ω^)
目の前に可愛い寝姿のそらが居ると、私もそちらばかり見てしまい、集中できませんしね(笑)
お互いの生活リズムを大切にするのって、ちょっと難しいかもしれませんが、できることはなるべく努力してあげないとね。
「いま、ストレス感じてます。このままでは、病気になりそうです」などと言ってはくれない猫ちゃんなので。