猫の血液検査で飼い主の血の気が引いた!定期的な健康診断を誓った夏

皆さんは、愛猫の健康診断、ちゃんと受けていますか?

我が家のそらは、子猫の頃はしょっちゅう病院へ通っていましたが、現在では、通院は年に1度のワクチン接種のときくらい。

血液検査は、生後7か月のときに去勢手術のとき以来しておらず、尿検査にいたっては、一度もしたことがありません。

それが今回、とある事情で血液検査をすることになり、かかりつけの病院でお願いすることにしたのですが、軽い気持ちで受けた検査だったのに、愕然とする結果が出たのでした。

そして追加で尿検査をしたところ、恐れていた結果にはならなかったものの、また別の危機を発見することになったのです。

血液検査の結果

血液の出が悪く少量しか採取できなかったため、腎臓関係の検査のみすることになりました。

検査は院内でできるようで、会計などをしている間に結果が出ました。

なんか、先生の顔が心なしか曇っている・・・?

今回検査できたのは、腎機能の具合が分かる「BUN(尿素窒素)」、「Cre(クレアチニン)」、「IP(無機リン)」の3項目。

尿素窒素と無機リンは正常値範囲内でしたが、問題は、クレアチニンの数値です。

クレアチニンの正常値は、0.8~1.08mg/dl なのですが、そらの結果は、1.87mg/dl という数値が出たのです。

猫の腎臓に詳しい先生の中には、正常値の上限は1.2だ、と言っておられる方もいるそうで・・・。

上限が1.2で、そらの値が1.8って、高すぎない・・・?

一気に、不安で胸が押しつぶされそうになりました。

クレアチニンとは

Cre/クレアチニンとは、血液中にある老廃物のひとつ。

筋肉の運動に必要なエネルギー源である、クレアチニン酸が代謝されたときにできる物質で、通常はおしっこと一緒に体外へ排泄されます。

ところが腎機能が低下してしまうと、このクレアチニンが体外へうまく排泄されず、血中にどんどん溜まっていきます。

そのため、血液検査でクレアチニンの値が高いと、腎機能が低下している、ということになるのです。

でもこのクレアチニン、筋肉量によって値が変化し、筋肉が多いと高い値、高齢の猫や、痩せている猫などでは、低い値が出る傾向があります。

個体差があるので、ひとつの指標にすぎない、ということになります。

でも、クレアチニンが高値であるということは、腎機能が低下している「可能性がある」、ということ。

まさかそんな・・・。腎臓病・・・?

慢性腎臓病とは

腎臓は、血液から尿を作ったり、体内に不要な毒素や老廃物を、おしっこと一緒に体外へ排出してくれる、重要な体の器官。

腎臓の機能が低下することにより慢性腎臓病(腎不全)になるのですが、その原因は、はっきりとは分かっていません。

腎臓病は恒例の猫がなりやすい病気ですが、恐ろしいのは、かなり進行しないと目に見える症状が出ないこと。

猫の様子がおかしくて病院へ行くと、腎臓の病気であることが判明、そのときにはすでに、腎臓の機能のほとんどが失われているのです。

腎臓の機能は、一度侵されると、元には戻せません

治療は、再生医療によって腎機能の低下の進行を抑え、残った機能を守っていくことに重点が置かれます。点滴などによる水分補給や食事療法、薬物療法などがあります。

慢性腎臓病は、1~4のステージに分けられます。

 残存腎機能症状
ステージ133%目立った症状なし
血液検査:異常出ない
尿検査:尿比重低下、蛋白尿など
ステージ225%多飲多尿など
※食欲、元気共にあるので、異常に気が付きにくい
ステージ310%以下食欲、元気がない・嘔吐・脱水・貧血など
尿毒症の進行による口内炎・胃炎など
血液検査:CREA(クレアチニン)・BUN(尿素窒素)の上昇
ステージ45%以下尿毒症が進行し、生命維持が困難

ステージ1でも、残存機能が33%しかないって、うそでしょ、半分以下ですよ(@_@;)

しかも、ステージ1では、尿検査なしでは、飼い主が異常に気付くことはほぼ皆無・・・。

そらの場合、クレアチニンの高値が見られるということは、ステージ3ですか!?

説明を聞いた私の反応を見て、これはいかん、と思ったのか、「でも、クレアチニンは猫ちゃんによって個体差があるから、もしかしたら、1.8がそらちゃんの基準値である可能性もあるから。それを確認するためにも、これからも血液検査を続けていきましょう。」と、励ましてくれました。

そして、腎臓に問題があるかどうかの確認をするべく、尿検査をすることになったのです。

自宅で簡単に採尿できる「ウロ・キャッチャー」

自宅での尿の採取方法で、画期的なアイテムを紹介してくださいました。

その名も、「ウロ・キャッチャー」

小さな「ハエたたき」のような形をしています。

棒の先についている白のは硬いですが、実はスポンジで、このスポンジの部分におしっこを吸収させます。水分を吸うとブルンブルンになるのだそうです。

そして、病院でこのスポンジを搾って、おしっこGET、という仕組み。

猫ちゃんの尿を採取するのに、お玉で受ける方法とかもありますが、お玉って結構大きいから無理でしょーって思ってましたが、このウロ・キャッチャーなら小さいので扱いやすいかもと思いました。

そう、このウロ・キャッチャーで尿を採取する方法は、直採り。

猫ちゃんがおしっこしようとしゃがんだとき、出てくるおしっこを、スポンジ部分で直接受けるのです。

「イヤがる猫ちゃんもいるからねぇ」と先生はおっしゃっていましたが、私はなんとなく自信がありました。

そらは、私がトイレの掃除をしている最中でも入ってきて、目の前でおしっこする子なんです。(ホントに目の前。二人が顔を突き合わせるようなかんじのときもあり、私は笑いをこらえるのに必死です)

当然そのときは、ビックリさせないよう動きを止めますが、トイレ中でも、近くに私が居ることに関してはあまり気に留めないようなので、これならできそう、と思い、1本購入。翌朝採尿することにしました。

尿は、朝いちのものを採取します。

翌朝、起きてすぐにそらがトイレへ直行。

チャンス!

いつも壁側に顔を向けるそらが方向転換し、こちら側へ顔を向けてきたので、慌ててそらの後ろへ周り、ウロキャッチャーを差し出して・・・

と、慌ててしまい、お尻に当たったのか、ビクッと一瞬跳ねましたが、着地後、排尿を続行してくれて、無事にウロキャッチャーに受けることができました。

よく観察すると、砂とお尻の距離が2cm近くは開いていたので、落ち着いて、この隙間へ滑り込ませば大丈夫。

そら
そら
キャー!?変態!!
母ちゃん
母ちゃん
ゴメンゴメン、今度はうまくやるから(汗)

この通り、たっぷり採取できました。

このウロキャッチャー、ネット通販でも売っていました。定期的に尿検査をする予定なので、まとめ買いしておきましたヨ♪

尿検査の結果

尿の採取が朝6時。病院が開くのは9時。

尿は新鮮な方が良いそうで、病院へ持っていくまでに時間が空くようなら、冷蔵庫で保管するといいとのこと。出発するまで、冷蔵庫へINしておきました。

そして、朝いちばんで病院へ持参し、検査へ。

待つこと15分くらい。

腎臓の病気だったらどうしよう・・・

もっと早く検査していれば・・・

そらが死んじゃったらどうしよう・・・

不安で、怖くて、苦しい15分。

そして診察室へ呼ばれました。

結果は、「腎臓に問題はなし」。

(;´Д`) なんとも言えない安堵感。

ただ、PHが8.0(アルカリ性)で、膀胱結石や尿道閉塞などの原因になるストルバイト結晶が見られたため、こちらの治療をすることになりました。

オス猫の尿道は狭く詰まりやすく、もしも結石などが詰まって3日間おしっこが出ない状態になった場合、命の危険があるとのこと。

それは恐ろしい(;´Д`)

そこで、このストルバイト結晶を溶かす作用のある、療養食を与えることになりました。

このストルバイト結晶の件は、また別でご報告したいと思います。

定期的な血液検査・尿検査は必須

猫は腎臓の病気になりやすい、とは聞いていたものの、まだ3歳で若いからと思って、油断していたときに起こった出来事。

腎臓病は、初期段階では症状がほとんど見られないため、血液検査や尿検査なしでは発見しにくい病気です。

発見できたときには、すでに手遅れ・・・ということが多い。

後悔はしたくない、定期的に血液検査と尿検査をしよう、と心に誓いました。

とりあえず今回は、腎臓機能には問題ないとのことだったので、ストルバイト結晶撲滅に注力したいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

トップへ戻る