猫の病院通い「セカンドオピニオン」だと思っていたけど、これって「転院」だったんだ

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「セカンドオピニオン」という言葉を、最近ではよく聞くようになりました。

病院通いをしているけど、原因が分からない、いっこうに良くならない。そんなときの選択肢、セカンドオピニオン。

我が家の猫、そらも、小さな頃から病院通いをしていました。

猫風邪によるものと思われる目ヤニは治ったのに、左目だけ痛そうで、常に涙がにじんでいて、ウンチが下痢まではいかないけどやわやわだったりで、病院には月に2回くらいは行っていたかも。

症状がおさまらず、私は「セカンドオピニオン」を求めて別の病院のドアをノックし、それ以降は最初の病院へ戻ることはありませんでした。

私が「セカンドオピニオン」だと思っていた行動は、結果的には「転院」と呼ばれる行為だったのだと、後々に気が付きました。

目次

セカンドオピニオンって何?

ネットで調べてみたんですが、「セカンドオピニオン」とは、訳すと「第二の意見」で、かかりつけの主治医以外の意見を聞いて、その意見も織り交ぜて主治医と相談し、治療していくという意味。決して、不信感や不満によって病院を替えることではない、とのことでした。

そうなんだ。病院を替えることがイコール「セカンドオピニオン」だと思っていました。

最初の病院から、完全に次の病院へ替えるのは「転院」になるみたい。

そして、病院から病院を転々を渡り歩くことを、「ドクターズ・ショッピング」というのだとか。

セカンドオピニオンの鉄則

前の病院の悪口を言わないことが、セカンドオピニオンのマナーなのだそう。

獣医師さんには、それぞれの考え方ややり方がありますからね。(よっぽどヒドイ病院もあるかもしれませんが)

病院によっては、飼い主さんが選択した治療をセカンドオピニオンで受けるとしても、普段の予防的な診察などは前の病院でしてほしい、なんてところもあるみたいです。

学会なんかで、獣医師さん同士の付き合いもあるでしょうし。患者を奪った、奪われた、というしがらみも生まれそうですもんね(;^ω^)

セカンドオピニオンを主治医に告白する?しない?

セカンドオピニオンを受けるということを主治医に申告する必要なないけど、今までの検査結果の資料や、データをセカンドオピニオンの病院へ貸してもらえるなら、再度同じ検査をすることが避けられます。

ペットに辛い検査をまた受けさせるのはかわいそうだし、費用も二重にかからなくて済みますよね。大病の治療をする場合には、主治医にセカンドオピニオンのことを素直に告白したほうが、負担は少なくなりそうです。

でも、主治医さんに「セカンドオピニオン」で別の病院にも相談したい、なんて、なかなか言えないよね(;´Д`)

わたしの場合は、最初の主治医に何も言わずに2番目の病院へ行き、2番目の病院には、1番目の病院でこういう診断で、こういう薬をもらって・・・という経過の説明をしました。

人の病院ではオーソドックスになってきている「セカンドオピニオン」だけど、動物病院でも受け入れてくれるのかな?

別の病院でも診てもらうって言ったら、主治医さん、気分を害しませんかね?なかなかその辺が難しいですよね。

でも、愛するペットの健康を取り戻すためにすることなので、それで怒り出すような獣医さんには「愛」がありませんよね。そんな病院はやめたほうがいいかもしれませんね。

ふたつの病院の特徴と診断結果

私が利用した病院の、それぞれの病院の特徴と診察結果を箇条書きしてみました。

【1番目の病院】

◎病院の特徴◎

・患者が多い

・わりと新しい

・フードはロイヤルカナン押し

・治療費が良心的(近所の猫飼いさんも言っていました)

・先生が少し不愛想

・あまり詳しく説明をしてくれない

・じっくり話ができる雰囲気でない

・そらが待合室でビビっていない

◎左目の涙◎

・猫風邪が治っても、左目からずっと涙が出ていて、悪化してポタポタと床にしたたり落ちるようになる。

・目薬を2,3種類替えて様子をみる

・痛そうに眼をつむるような仕草をするので、「目に傷がいってるわけではないでしょうか?」と主治医に言ってみましたが、そらの目をちょっと診て、「傷はないと思いますよ、薬を替えてみましょう」とのこと。

・その後も良くならず、再度「傷ではないですよね?」と恐る恐る言うと、ようやく検査をしてくれた。(目に色のついた液体を垂らして診る)結果は傷なし。この検査は、もっと早い段階でする必要はなかったのかなぁ?

◎続く軟便◎

・9月末頃より軟便が続き、検便しましたが虫はおらず。整腸剤をもらうも、なかなか改善せず。

・結構ゆるゆるだったときに、ウンチを全量持参。先生がウンチを診て、「ゆるくなない」と言う。「いえ、ほとんどの部分がべちゃべちゃです」と言うと、もう一度見に奥の部屋へ行き、「ほんとだね」と。一部分しか見ずに判断する診断の仕方に不信感が募る。

・フードに含まれている「米」が合わないのかもしれないから、ロイヤルカナンの別のタイプに替えて様子をみましょうということに。

【2番目の病院】

◎病院の特徴◎

・患者が少ない

・昔からある病院

・話しやすい雰囲気で、きちんと話を聞いてくれて、親切に質問に答えてくれる

・先生は、クセはあるけどにこやかで優しい

・飼い主の精神面にも寄り添ってくれる感じがする

・フードはブルーバッファロー押し

・1番目の病院に比べて料金設定が高め?

・待合室でそらが超怖がっている(毛布の下にもぐって隠れるほど)

◎左目の涙◎

とてもじっくりとそらの目を診て、「目はとてもキレイだから、深刻な問題はないでしょう。目薬はもうしないでおきましょう」とのこと。

◎続く軟便◎

持参したウンチを検査。結果、異常なし。

フードを替えるのであれば、メーカー自体を替えた方がいいとのこと。

オス猫なので、尿路結石予防のためにもウェットフードを出しましょう、ということで、療法食のウェットフードを食べることに。

わたしが病院を替えたワケ

今回、そらの通院でわたしがセカンドオピニオンを求めた理由は、1番目の病院の先生に不信感を持ってしまったためでした。

結局、2番目の病院のドアをノックして以降、1番目の病院へは行っていません。

これって「セカンドオピニオン」というより、「転院」だということになります。

最初は、どうしようって悩んだんですけどね。1番目の病院へ戻るかどうするか。

秋口に去勢手術を予定していたのですが、1番目の病院は「1泊入院」、2番目の病院は「日帰り」という違いがあり、なるべくストレスの少ないであろう、日帰りできる2番目の病院で手術をしました。

そのこともあって、それ以降1番目の病院へは行っていません(;^ω^) 別の病院で去勢手術をして1番目の病院へまた戻る、というのは、さすがに気まずいな~と思い。

料金の面や、そらが待合室で怖がらない点などを考慮すると、1番目の病院の方がいいように思えるのですが、飼い主の私に必要なのは、患者のペットだけでなく、飼い主さんともしっかりコミュニケーションをとってくれる先生がいる病院でした。

先生もおっしゃっていましたが、飼い主の不安や神経質がすぎると、ペットの具合も悪くなることがあるのだとか。

「あまり神経質にならないでも大丈夫よ」と先生に言われ、涙が出そうになりました。なかなか良くならない左目や軟便に、不安でストレスが溜まり、うつうつとしていたので・・・。

それからは、ずっしりしのっかっていた何かがなくなり、だいぶ気楽にそらの身体と向き合えるようになったんです。

そらの具合ですが、左目はまだ少し調子がわるいですが、こぼれ落ちるほど涙が出ることもなく、徐々に良くなっている雰囲気なので、様子を見ています。

軟便の方は、まだ時間がかかりそうですが、獣医さんと相談しながら頑張っていこうと思っています。

セカンドオピニオン・転院どちらでもいい、信頼できる獣医師さんを探そう

私は結果的に「転院」という形になりましたが、通院している病院にもやもやを感じているなら、「セカンドオピニオン」を求めて他の病院のドアをノックしてみるのもいいと思います。

主治医とセカンドオピニオンの意見が一致していればそれで安心できるし、もし違う意見なら、可能性として色んな治療も検討できるし、飼い主さんの知識も深まることになります。

大切なのは、ペットが元気になるために、最適な治療方針を獣医さんたちと一緒に考えて決めること。

猫ちゃんや、飼い主さんに合っている病院を見つけて、信頼関係を築くことが大事ですね(^-^)

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