猫に噛みついたマダニは自分で取らないで!駆除方法と予防方法

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気温が上がり、湿度も高い時期に気になるのが、ダニ。

アレルギーや皮膚の病気の原因にもなるし、ましてや猫ちゃんなどのペットがいるとなおさら気になりますよね。

中でも「マダニ」は、私たち人間をはじめ猫や犬、野生動物などにも寄生し、血を吸ってしまう厄介者。

しかも、マダニが媒介するウイルスに感染する恐れもあり、その発症例は、猫に特に多いそうです。

でも、愛猫に寄生したマダニを発見しても、自分で取ろうとしてはダメ。

その理由と、マダニ寄生の予防方法などをお伝えします。

目次

マダニってどんなダニ?

クモのように足が8本あるダニの一種「マダニ」は、吸血型寄生虫で、春から初秋に活発に活動します。

卵からかえった幼ダニ、少し成長した若ダニは、成長と脱皮のために吸血し、成ダニは、産卵のために吸血します。

一般的なイエダニなどは、我々の肉眼では見えにくい大きさですが、マダニの体長は3~4mmで、ゴマ粒くらいの大きさです。これが、たらふく吸血した成ダニの体長は3~4倍の小豆くらいの大きさになり、メスはその後産卵します。

産卵は、2~3週間かけて、2~3,000個もの卵を産むそうです。

想像しただけでサブイボ立ちます。

マダニが生息するのは、主に野山草むらなどですが、公園河川敷など、身近な場所にも潜みます。

そして、体温や体臭、振動などによって私たち人間や動物へ飛び移ってくるのです。室内飼いの猫ちゃんより、外へ出入りできる猫ちゃんは、マダニが寄生する可能性が大きくなります。

でも、完全室内飼いだからといって、安心はできません。私たち飼い主が屋外から持って帰ってくる可能性もありますから。

あああ、気持ち悪い。

動物に飛び移ったマダニは皮膚に噛みつき、ギザギザした歯を深く差し込み、セメントのような物質を出して固め、皮膚から離れにくくし、6~10日間の間、我々の血を吸いまくります。

マジでキモイ・・・。

マダニが媒介する恐ろしい感染症

主に家の中の寝具などに居るイエダニは、ウイルスをもつことはありませんが、マダニが恐ろしいのは、感染症を引き起こすウイルスを媒介することです。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

マダニが持っている「SFTSウイルス」に感染して発症すると、食欲低下や発熱、吐き気や嘔吐、下痢、意識障害や失語などの神経障害などの症状がみられ、重症の場合、命の危険も。

ヒトの発症例は以前よりありましたが、近年、犬・猫のペットなどの発症も確認されました。

そして、発症したそれらの動物に噛まれたり、体液に触れることで、ヒトに感染する事例もでているようです。

SFTS以外にも、以下のような感染症があります。

日本紅斑熱

発熱や発疹がみられ、重症の場合、命の危険もある。

ライム病

マダニが刺した箇所周辺に、紅斑や関節炎などがみられる。

ダニ媒介性脳炎

ダニ媒介性脳炎ウイルスが原因で、危険な脳炎を発祥した場合、回復しても後遺症が残る可能性が大きい。

もしこれらに感染した場合、日本紅斑熱やライム病には抗菌薬がありますが、SFTSやダニ媒介性脳炎などのような、ウイルスが原因の感染には有効な治療薬がないので、対処療法に頼るしかありません。

マダニは自分で取らない方がいい理由

マダニは、吸血する際、歯を皮膚深くまで差し込み、簡単には外れないように差込口を固定してしまいます。そんなマダニを無理やり引き抜こうとすると、頭の部分を残したままになり、化膿したり腫れたりすることも。

さらに、マダニを潰したり、摘まんだりしたときにマダニの体液が逆流してくると、マダニが持っている病原菌が私たちの身体の中へ入ってしまう可能性もあり危険です。

なので、マダニが噛みついているのを発見したとしても、不用意に潰したり取り除くのはおススメできません。

マダニ寄生の予防・駆除方法

母ちゃん!ボクちんはずっと家の中にいるけど、
母ちゃんたちが外からマダニを持って帰ることがあるかもしれないから心配だよ。
もしも噛まれたら、どうしたらいいの?

そら
そら
母ちゃん
母ちゃん

そうだよね。もしも噛まれたら、病院へ行って取ってもらおうね!

マダニ取り専用のピンセットがありますが、病原菌のことを考えると、自分で取り除くのはなるべく避け、病院、動物病院へ行って治療してもらった方が無難です。

ブロードライン

予防としては、マダニにも対応している「ブロードライン」を使用するといいかも。

針のない注射器のような形をしている滴下剤で、レボリューションなどと同じく、首のうしろや肩甲骨の間辺りに滴下します。

「ブロードライン」は、処方箋がないと購入できないので、動物病院での購入になると思いますが、フィラリア、ノミ、お腹の虫にプラス、マダニにも効果があるので、マダニが気になる季節には使用してみてもいいでしょう。

我が家では現在、「レボリューション」を使用していますが、マダニには対応していないので、次回動物病院へ行ったら「ブロードライン」も取り扱っているか聞いてみようと思います。

虫よけ・駆除剤など

市販されている虫よけスプレーなどでも、対策をしましょう。

我が家にもあった虫よけ「サラテクト」の、「効能・効果」の部分を見てみると、蚊、ブヨ、ノミなどの他、イエダニ、マダニなどにも効果があると書かれていました。

草むらや山の中などへ行く場合には、忘れず振りかけておこうと思いました。

その他にも、屋外のマダニの駆除や、屋内で使用する駆除剤などもあるので、ダニが気になる季節にはこれらで予防するのもいいですね。

また、山林や草むら、公園などへ行く場合は、なるべく長袖、長ズボンを着て、肌の露出を少なくすることも大事。外出先から戻ったら、衣服などにマダニがくっついていないかチェックも忘れずに。

※使用中は、喚起が完了するまでペットの入室は避けるようにし、お皿など舐める可能性のあるような物に降りかからないよう気を付けましょう。

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