ビー玉のようにキレイで大きい、猫の瞳。
間近で見ると、ほんとにうっとりするほど美しいです。
しかし、その大きさゆえケガをしやすかったり、病気になったときの症状が猫の目には出やすいので、普段から異常がないかチェックする必要があります。
先日、愛猫そらの涙が、うっすらと赤いことがあり、不安になりましたが、2週間ほどで症状はおさまりました。
そのときの様子を、記録に残しておきたいと思います。
目次
赤色の涙が出たので病院へ
我が家の愛猫そら(2歳3か月)は、子猫の頃からずっと、左目だけ涙目です。
先日、いつものようににじみ出ていた涙をぬぐうと、ティッシュに薄い赤色がにじんだのでビックリしました。
1週間ほど様子を見ましたが、やはり赤色なので不安になり、病院へ行きましたが、特に異常は見られず、ケガや病気ではないようでした。
「血が出てるわけではなくて、涙は体液と混じると赤っぽくなるので、それでしょう。涙が出ない方が目に悪いから、特に気にしなくて大丈夫」、とのこと。
てっきり、血だと思っていたのでホッとしました。
その後は少しずつ出る量もおさまり始め、今では涙こそ出るものの、赤色は出なくなりました。
先生は、この症状の名前こそおっしゃいませんでしたが、恐らく「流涙症」ではないかと思います。
流涙症の症状
流涙症は、猫にはざらに見られる症状で、涙が常に流れ出ている状態。
常に涙が流れているので、目頭や鼻筋の辺りが変色したり固まったりして「涙やけ」になったりします。
目をかゆそうにこすったり、痛そうにショボショボするような行動をしている場合もあります。
原因は様々
通常なら涙は、目と鼻をつなぐ管を通って排出されますが、その鼻涙管などが詰まったりすると、排出が追い付かず、涙が目から溢れてしまいます。
流涙症の原因には、先天性の場合と、病気が起因のものがあります。
生まれつきその排水システムに不具合がある先天性の場合や、スコティッシュフォールドやペルシャ、ヒマラヤンなど鼻ぺちゃな品種は、流涙症が発症しやすくなります。
また、目にケガを負っていたり、異物が入っていたり、逆さまつげによる刺激によるものや、ほこりや花粉、ハウスダストなどによるアレルギー、角膜炎や結膜炎などの目の病気が原因となっていることも。
流涙症の治療とお手入れ
異物が入っている場合は、その異物を取り除いたり、まつ毛を抜いたりします。
鼻涙管などが詰まっている場合は、管を挿入して洗浄したり、手術して開通させる方法もあるようです。
自宅でもできる治療としては、点眼があります。
また、日頃のお手入れも大事です。
目の周りが常に湿っていると、雑菌が繁殖しやすくなり、別の病気を引き起こすこともあるので、清潔に保ってあげる必要があります。
そらの場合は、ネバネバした目ヤニではなく、さらさらした涙なので、ティッシュにしみ込ませてぬぐっています。
ちょっと固まってしまった場合は、取りにくいからといっても、人間用のウェットティッシュはNGです。
特に、アルコール入りは絶対にダメ。
顔周りなどに使用できる、ペット用のウェットティッシュがあるので、そういったものを使用したほうが安心。
私は、そらがキッチンや洗面台に来たときに、手に水をつけ、そらの鼻筋を濡らしながらキレイにしてあげています。
自己判断せずまずは病院へ
ほんとに、ぬぐったティッシュが赤かったときには、不安で仕方なかったです。
現在は、以前と変わらず涙こそにじんでいるものの、赤色は確認されていないので安心しました。
流涙症は、ケガや目の病気が原因であれば治療が必要ですが、今回のそらのように、特に問題ないと判断される場合もあります。
とはいえ、ケガや異物が入っているなら痛いだろうし、もしも角膜炎や結膜炎などだった場合、ひどくなると失明する場合もあるので、自己判断せずに、まずは病院で診てもらったほうが安心です。
私は、病院で「大丈夫」と言われると、その後そらの症状がおさまることが結構あります(;^ω^)
飼い主の不安は、ペットへ伝わるんですね。
いつもと違う、おかしいな、そう思ったら、病院へ。
そして、小さな異常にも気が付けるよう、普段から愛猫の様子を観察しておくことも大事ですね。