猫を飼っていて、家の中で一番脱走の可能性が高いのが、玄関。
好奇心旺盛な我が家の愛猫そらは、玄関の土間にもよく探検に行くので、玄関の出入りのときには、とても気を使います。
そこで玄関に、「ラブリコ」と木材を利用し、手作りで脱走防止扉(親子扉)を設置。
この扉を設置後は、安心して玄関を開け閉めできるようになりました。
目次
DIYで作成した親子扉
脱走防止の扉を業者さんに頼んだり、既製品を買うとなるとお金がかかるので、DIYで脱走防止ドアを作ってみました。
完成品がこちら。
☟廊下側から
☟玄関側から
ちょっと歪んでたりしますが、サイコーの出来です!
作成前のイメージ図がこちら。(廊下側から見た図)
廊下の幅いっぱいの128cmを全部扉にすると大変なので、扉の幅を85cmにし、余った33mは、固定してただの柵の状態にすることにしました。
A柵部はA柱に完全に固定、B扉部は、蝶番でB柱に取り付けます。
格好良く言えば、「親子扉」というやつです。
開閉がスムーズにできるように、また、扉の重みが蝶番にかかりすぎないようにするため、扉の下部にキャスターを付けました。
賃貸でも安心して使えるラブリコ
2本の柱の上下にある白い物体は、LABRICO(ラブリコ)。
木材の上部と下部にはめ込んで天井と床で突っ張り、家の中に柱を設置できるDIYパーツ。穴をあけたり、釘を打ち込めない賃貸マンションなどでもDIYが楽しめる、というすぐれものです。
家を傷つけずに棚や収納などが設置できるとあって、いま人気の商品みたい。ホームセンターでも見かけます。
同じような商品で、「ディアウォール」というものもあります。
「ディアウォール」は、バネで天井と床を突っ張る、「ラブリコ」はバネとネジで突っ張る、という仕組みみたい。
今回は、形がすっきりしているLABRICO(ラブリコ)を使用してみました。
今回用意した材料&費用
《通販で購入》
ラブリコ @880X2個+送料400円 2,160円
《ホームセンターで購入》
2×4材 @638X2本 1,276円
丸棒 Φ15 @475X24本 11,400円
角棒 太 @1,289X1本 1,280円
角棒 細 @748X3本 2 ,244円
角棒 平 @418X2本 836円
蝶番(2個入) @178X2 356円
ビス 短 298円
ビス 長 298円
キャスター 1個 298円
合計 10,500円くらい。 → 20,500円くらい
(ごめんなさい、なんかすごく計算間違えてました(;^ω^))
格子扉作成の様子
格子部分の作成
縦向きの木材と、横向きの木材を、ビスで留めるのですが、ビスが入り込みやすいように、あらかじめ穴を開けました。
丸棒を、角材で上下から挟み込んで、B扉部が完成。
同様にA柵部を作成し、A柱に固定しました。
廊下に柱&扉を設置
では、LABRICO(ラブリコ)で柱を突っ張ります。
柱にする2x4木材は、天井までの高さからマイナス9.5cmの長さにカットします。
2x4材にラブリコをかぶせ、上部にあるネジを回して突っ張っていきます。
我が家の天井は、あまり強度がよくないとのことなので、張り具合を少し手加減しました。
天井や床の強度が弱いと、穴が開いてしまうので、強度の確認は必須です。
突っ張った2x4材の柱に、扉部分を蝶番で固定。
キャスターもつけました。
試しに扉の開け閉めをしてみると、ずるっと柱が動いてしまいました。
天井の強度の弱さを考え、突っ張り具合をゆるめに設置しているからでしょうか。
このままだと、扉の重さに負けて、柱ごと倒れてしまう可能性も。
ラブリコの耐重は20kg。扉の重さを量ってみたら10kgもなかったので、クリアしているとは思うのですが、少々不安です。
仕方なく、L字の金具で壁に柱を固定しました。我が家は賃貸ではないので助かりました(;^ω^)
賃貸で使用するときには、あらかじめ天井の強度を確認しておく方がよいですね。
ラブリコで柱を突っ張るときには、しっかり垂直をとるようにします。
最初、柱を設置したとき、きちんと垂直に立てれていなくて、フラフラ動いて不安定になっていました。
ちゃんと垂直がとれていないと、突っ張りがしっかり効かず、不安定になるので、時間をかけて垂直をとりましょう。
鍵を取り付ける
このままだと、ドアを引いたり押したりすればすぐに開いてしまうので、簡易なカギを取り付けました。
内側からも外側からも施錠、解錠できるものがいいなと思い、「多目的ラッチ」という鍵を取り付けてみました。
☟開錠時
☟施錠時
これを、玄関側と、廊下側の2カ所に設置しました。
反対側が施錠してあっても、格子の隙間から手を伸ばして開錠できます。
☟こういう具合に開け閉めできます。
失敗したこと
1.丸棒が硬い木だったため、穴を浅く開けてしまったものがあり、A柵部を作成中、割れてしまいました。
少し作業に慣れてきて、適当感が出てきたこともあると思います。慎重に作業しないといけませんね。
2.丸棒の長さに微妙な違いがあり、枠が出来上がっていくにつれて、「たわみ」が発生。
その結果、柵の幅がまちまちで、グラグラ動く箇所が。
182cmの長さのものを、途中で固定させることなく、そのままズドーンと使用したためと思われます。
※格子の木材が丸棒ではなく角棒なら、真ん中辺りに、木材を横向きにビスか何かで固定させるといいかもしれません。
初めてのDIYの感想
今回の扉作成で、DIYの楽しさを痛感。
キッチンを猫立ち入り禁止にしたいと思っているので、今回の経験を活かして素敵な間仕切りを作りたいと思っています♪
LABRICO(ラブリコ)は、キッチンでまた使いたいと思い、すでに2つ購入済みです♪
脱走防止のための既製品ドア
猫の脱走防止のための、突っ張り仕様で簡単に設置できそうな商品がありました。
突っ張るタイプなら、賃貸のおうちでも床や壁を傷つけることなく使用できそうです。
猫 脱走防止パーティション CatCatch
簡単に設置できそうなのでものすごく興味があったのですが、人が通れる幅が若干狭いかな?
にゃんがーど
「にゃんがーど」は木製の格子扉で、パーツを組み立てるだけで脱走防止扉が設置できる商品。
こちらも突っ張り方式で、壁や天井に傷をつけずに設置できます。
丁寧に作られているので、仕上がりは満足のいくものになるはず。とても魅力的だったのですが、今回の私の予算では手が出ませんでした(;^ω^)
のぼれんニャン
以前、ベランダからの脱走防止用で見かけていた「のぼれんニャン」が、足元のポールがなくなりバリアフリーに。
そのおかげで、廊下などにも設置できるような仕様になっていました!しかも、拡張パネルを追加すると、親子扉のようになります。
取り付け高さが245cmまで対応できるようだし、ロックも二箇所ついていて、使い勝手もよさそうです。
手が届かない価格ではないので、コストを抑えたいけど、使い勝手も良いものを選びたい場合には、断然「のぼれんニャン」がおすすめです!
【 追記 】
「のぼれニャン バリアフリー」に、天然木でできたおしゃれなタイプが登場しました!
白やブラウンのタイプもいいけど、やっぱり天然素材の風合いって、いいですよね♪
【 追記 】
「のぼれニャン バリアフリー」には、窓用もあります。
網戸にしていても、網戸に登ったり体当たりして、網戸が外れたりすると大変!窓にも柵があれば、安心ですね♪
ベランダなどの掃き出し窓からの脱走防止には、「マルカン 猫網戸脱走防止フェンス」を設置しました。
コメント
分かりやすいホームページありがとうございます。
参考にさせていただきたいと思いました。
念のため、ご報告です。
合計金額が10500円くらいとありましたが、20500円くらいでした。
kitada様
コメントありがとうございます♪
そして、ご指摘ありがとうございます!
ほんとですね(@_@;) なんでこんな間違えたんだ!?
お恥ずかしい( ;∀;)
わざわざ教えていただいてありがとうございました<(_ _)>