猫ちゃんはキレイ好き。
しょっちゅうグルーミング(毛づくろい)をして身だしなみを整えています。
最近、愛猫そらのウンチの中に、グルーミングで舐めとった抜け毛が多く含まれていたので、ブラッシングでお手入れをしてあげることにしました。
目次
グルーミングの目的って何?
グルーミングには、身体をキレイに保つのはもちろん、猫は狩りをする動物なので、自分の臭いを消す役割も。
他には、体温調節、気分を落ち着かせるためなど、色んな効果があるみたいです。
グルーミングのしすぎ・しなさすぎは注意
猫のグルーミングはおなじみの光景ですが、普段と違う場合は注意が必要です。
同じ場所ばかりグルーミングを頻繁にしすぎると、ハゲができちゃうこともあります。
皮膚の病気や、寄生虫などによって過度に舐めてしまうことがあるそうです。
他にも、なんらかのストレスが原因で舐めすぎることも。
逆に、グルーミングをしないことも何か原因があるはずです。普段からグルーミングの様子は観察しておいた方がいいですね。
ヘアボールで毛玉症になるかも
猫ちゃんがグルーミングで飲み込んだ毛は、ウンチと一緒に排出されたり、毛玉を吐いたりして体外へ出てきます。
でも、飲み込んだ毛がうまく体外へ排出されずに身体の中にたまると、毛玉(ヘアボール)になって、便秘や食欲不振といった症状を引き起こす毛球症になることがあるそうです。
猫は、飲み込んだ毛を吐き出すという話はよく聞くのですが、私はそらが毛玉を吐いている場面をみたことがありません。
知らない所でこっそり吐いているのか?でも、家の中にそれらしきものを発見したこともなく。
春と秋は「換毛期」といって、毛が生え代わる時期。今までよりも沢山の毛を飲み込んでいるはずです。
舐めとった沢山の毛は、ちゃんと全部ウンチに混じって出てきているのか?
先日のウンチにあまりにも毛が多く含まれていたので、このままほっとくと病気になるかも?と心配になりました。
ブラッシングで抜け毛対策
よーし、ブラッシングをして不要な毛をとってあげよう!と試みたのですが、手持ちのブラシの毛の取れなさといったら。
手持ちのブラシはこのふたつ。左はノミ取り用だから毛は取れないかも。
右はブラシですが、数本が静電気でくっついてくる程度で、全くと言っていいほど効果なし。
ファーミネーターを買ってみた
そこで購入したものが、「ファーミネーター」というブラシです。
抜け毛がよくとれると人気のようで、ネットなどでよく耳にしていて気にはなっていたんです。
ただ、ちょっとお高いので二の足を踏んでいたというか・・・(;´∀`)
意を決して、ペットショップへ行きブラシコーナーへ。
ワンちゃん用と、猫ちゃん用のファーミネーターが置いてありました。
猫ちゃん用のブラシは短毛種用と長毛種用とがあり、それぞれサイズはS(小型猫約4.5kg)とLの4種類。(ワンちゃん用はなんと10種類あるみたいです)
小さい方が細かいところが手入れしやすいかな?と思い、短毛種用のSサイズにしました。
犬用もあるんだぁと、ブラシコーナーを物色していると、通常のピンク色のファーミネーターの隣に『限定デザイン』のメタリックカラーを発見。
『限定』という言葉に弱い私は、迷わずそちらを購入!
握りやすいグリップ
まずは、このブラシの持ち手の握りやすさに感心しました。
ブツブツの突起があり、滑りにく扱いやすいです。
抜け毛をきれいに取り除く刃
刃はステンレススチールで出来ていて、刃先は触ってみると結構尖っているので、取り扱う時にはけがをしないよう注意が必要です。
猫ちゃんをブラッシングするときにも、皮膚には直接当てない方がいいでしょう。説明書には、皮膚の弱い猫ちゃんには使用を控えるよう記述がしてあります。
この刃が、猫の毛のトップコートの下にあるアンダーコートの抜け毛を取ってくれるんです。
トップコート、アンダーコートという言葉は、私は初めて知ったのですが、猫の毛をよく見ると、毛の模様を作っている太く長い毛の「トップコート」と、そのトップコートの下にぎっしり生えている短く細い、フワフワした毛の「アンダーコート」があるんだそう。
そらも、よーく見るとそういった構造になっていました。このアンダーコート、細くて軽いので、ちょっとした風に舞いやすく、私はよく目に入ったりして困っていました。
驚きの回収力
ちょうど、そら君が毛づくろいをしてくつろいでいたので、早速ファーミネーターを使ってみました。
そーっと、撫でるようにして毛の表面を滑らします。背中からお尻にかけて、同じ場所を何度か撫でてみます。
1かきめ
2かきめ
3かきめ
4かきめ
す、すげー取れる!
面白いほど取れるとネットで見ましたが、ウワサは本当でした!
当の本人は毛づくろいに夢中なのか、少しブラシを気にする素振りはありましたが、特に嫌がることもありませんでした。
お腹の周辺など、お肉がもたついている場所付近は気を付けないと、皮膚をかいてしまうかもしれないので注意を払います。
私も夢中になってブラッシングして、お腹側以外で、これだけ抜け毛を回収することができました。
ネットでは、取れすぎて怖い、ハゲるのでは?なんていう感想も見られましたが、同じ場所を撫でていると自然に取れる抜け毛の本数は減っていったので、回収できるのは「抜け毛」や「すでに抜けている毛」だけで、必要以上に取れることはないのではないかな?と思います。
が、恐らくやりすぎは皮膚にも影響を与えるだろうと思うので、抜け毛具合によってペース配分したほうがいいでしょう。
そら君の場合、1週間に2度くらいのペースのブラッシングでよさそうです。
顔周りをブラッシングしていると、気持ちよさそうに目を細めていました。
お手入れ簡単
ファーミネーターで回収した抜け毛は、このボタンを押すことによって簡単に取れます。
ボタンを押すと、プラスチックの板が刃の先端に向かって毛を押し出してくれます。握り手の構造もそうですが、飼い主さんにも優しいブラシです。
これでバッチリ抜け毛対策
特に抜け毛が増える換毛期の春と秋。
洋服に抜け毛がついたり、猫ちゃんが毛玉症にならないためにも、抜け毛のお手入れはしっかりしておかないと。
評判のいいファーミネーターを使ってみると、しっかり抜け毛が回収でき、そら君もいやがることなく気持ちよさそうだったので、購入してよかったと思いました。
模倣品注意!!
購入の注意点として、正規品のファーミネーターを見分ける必要があることが挙げられます。
ファーミネーターの粗悪な模倣品が出回っているらしく、抜け毛がちゃんと取れなかったり、刃の部分が雑に作られているためにペットの皮膚が傷ついたりする可能性もあるとのこと。
なんと、ロゴマークまでもパクっているそうで。悪質ですね。
私はペットショップで安心して購入しましたが、ネットで買うような場合には、変に安いものは模倣品の可能性が高いみたいなので気を付けてください。
正規品と模倣品の見分け方☟